ビッグデータはwebマーケティングでどのように使われてるのか?

ビッグデータはwebマーケティングでどのように使われてるのか?

よく記事の見出しなどでビッグデータというキーワードを目にすることが多くなりましたよね。IT関連では2010年頃までは「クラウド」が注目されてきましたが、2011年頃からは「ビッグデータ」が新たに注目されてきました。特にマーケティング分野での活用が期待され一部の企業ではAI(人工知能)とともに導入が進んでいます。一方、「ビッグデータ」というあいまいな表現のせいか、いまいち何なのか分からない人も多いのではないでしょうか?「うちには関係ないし」では手遅れです。ビッグデータを低コストで利用できるようになってきています。そこで今回は、ビッグデータの概要と注目される時代的背景、そして活用事例をお伝えします。

ビッグデータが注目される時代的背景

そもそもビッグデータとは?

ビッグデータとはスマートフォンやパソコンからインターネットを通して取得した位置情報・行動履歴・閲覧履歴などの膨大なデータのことをいいます。スマートフォンやパソコンに限ったことではなく、テレビの視聴履歴、自動販売機の視線分析、回転すしの鮮度管理など身近なところで利用されています。消費者から膨大なデータを取得し、消費者行動の理解、商品・サービスの品質向上、人員の最適な配置など、大きな意味でのマーケティングに活用されています。

またビッグデータの特徴を3つのVで説明されることがあります。3つのVとは量(Volume)、豊富さ(Variety)、速度(Volocity)です。それぞれ以下の説明をご覧ください。

Volume(量)  :基準となっているデータ量はありませんが、ビッグデータは基本的な膨大な量のデータを指します。

Velocity(速度) :データの入出力の速度も重要な条件です。迅速な入出力で分析できる環境がなければビッグデータとは言えません。

Variety(豊富さ):データとは常に豊富なものであり、ビッグデータにおいても例外ではありません。

(引用:売上向上だけじゃない!!5つのビッグデータ活用事例、2016年はどうなる?|LeadPlus)

ビッグデータに明確な基準はありません。あくまでビッグデータとはこれらの特徴をもっているものという認識でいてください。

注目される時代的背景

前述しましたが、一番大きな理由はインターネットの普及です。そしてインターネット普及の火付け役になったのは、スマートフォン・タブレットです。スマートフォンやタブレットの普及により消費者にとってインターネットはより身近になりました。こちらが日本の情報通信機器の保有状況の推移です。

日本の情報通信機器の保有状況の推移(世帯)

(出典:数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大)|総務省)

2010年頃から急速にスマートフォン、タブレットが普及していることがわかります。ビッグデータというキーワードが取り上げられ始めたのは2011年頃なので時期的にも関連が見て取れます。当初は取得したデータの取り扱いがネックでしたが、2017年5月30日より改正個人情報保護法が施行されネックはある程度解消されました。また、2016年12月には「官民データ活用推進基本法」も施行されデータ活用による民間の活性化、行政の効率化を政府も推し進めています。

ビッグデータ活用が普及すれば、生産性向上により企業の人手不足解消・労働環境の改善が見込めます。また開発の進んでいるAI(人工知能)と非常に相性がいいです。データ収集・解析まではビッグデータ領域でおこない、最適解を導くのがAI領域でおこなうイメージです。もちろんどちらも機械がやることなので、企画などクリエイティブな作業は人間の方が得意です。ただ、ビッグデータやAI技術が進むとより多くの数値データにもとづいた論理的なマーケティングがおこなわれる様になります。

Webマーケティングにおけるビッグデータ活用事例

前述の通りビッグデータを活用することで、これまでより効果的なマーケティングが実施できます。ここからは、ビッグデータを活用した成功事例をお伝えします。

パーソナライズ化で求人応募者が1.8倍に向上

DODAトップページ

パーソルキャリア株式会社(旧:株式会社インテリジェンス)

(引用: 転職を成功に導く求人、転職情報が満載の転職サイト|DODA(デューダ)

転職サービス「DODA」を運営している人材紹介サービスの企業です。こちらでは、顧客(転職者)の希望する職種や転職するタイミングがそれぞれ異なるという理由から、顧客ひとりひとりに合ったマーケティングを展開しました。そのために、社内に点在する複数のデータベースと行動履歴データを統合・一元管理をおこない、Webサイト・広告・メールのパーソナライズとメール配信の自動化に取り組みました。具体的には、サイトへの来訪者が閲覧した企業と関連のある企業をレコメンドができます。また初めてサイトに訪れた人には、サイトの使い方やFAQページを表示するといったことも可能です。こうした施策の結果、求人の応募数が最大で1.8倍まで増加しました。

見込みの高い顧客を抽出、対象顧客の単価が2.5倍に向上

GEOトップページ

株式会社GEO

(引用:店舗検索、ゲーム、DVD・CD、宅配レンタル、買取、動画配信|GEO Online/ゲオオンライン

DVD、ゲームソフトのレンタル、販売、買取などを手がけるゲオの取り組みです。GEOの商材である映画やゲームは、顧客の趣味・嗜好が強く反映されます。タイトル数も非常に多くにあるため、顧客の好みに合致した商材をお客様に訴求することが課題でした。店舗への来店時間は、顧客によってある程度パターン化されます。そこで、会員カードを用いて顧客の来店時間を予測が可能になりました。加えてレコメンドする作品は、顧客の趣味・嗜好を分析した上で最適なタイトルをすすめる施策をおこないました。来店予測時間の3時間前にメルマガ配信するよう、手動だったメルマガ配信を自動化し、GEO専用アプリのプッシュ通知も併用し来店を促したところ、メルマガ開封率は1.5倍にまでアップしました。また、海外ドラマの無料レンタルキャンペーンを実施した際には、レンタル履歴から見込みの高い顧客に限定しクーポンを配布しました。結果、対象顧客の1カ月間のレンタル利用金額が2.5倍に向上しました。

ビッグデータの概要とWebマーケティングへの影響

  • ビッグデータはマーケティングと相性がいい
  • ビッグデータとAIの活用が加速化していく
  • 特徴は3つのVで表される((量(Volume)、豊富さ(Variety)、速度(Volocity))
  • 注目されるきっかけはスマートフォン・タブレットの台頭とそれに伴うインターネットの普及
  • ビッグデータ活用により顧客のパーソナライズ化やパターン化が可能になりマーケティングの失敗が減る
  • 今後、普及が進むにつれ低価格でできる可能性が出てくる

いかがでしたでしょうか。ビッグデータの内容や活用方法がイメージできましたか?コスト面からビッグデータの活用はまだまだ一部の大企業に留まっています。AI(人工知能)も発展途上なので、組み合わせたときの可能性は未知数です。しかし、このようなサービスは普及するにつれ価格が下がり、手が届くようになるかもしれません。そのときになって慌てないためにも、日頃からこのようなトレンドは意識しておきましょう。

質の高いコンテンツとは?4つの定義と、9つの作成テクニック

質の高いコンテンツとは?4つの定義と、9つの作成テクニック

質の高いコンテンツを作ることは、ユーザビリティ向上だけでなく、SEOにも有効です。Googleが評価するのは、読者にとって必要な情報が載っている、ユーザビリティの高いコンテンツです。

読者のニーズに合った、わかりやすいコンテンツを作ることで、検索順位と読者のロイヤリティを同時に向上させられます。

質が高く、わかりやすい構成でコンテンツを作るために必要な4つの要素と、9つのテクニックを解説します。

質の高いコンテンツとは

質の高いコンテンツとは、検索をしてサイトに訪れた読者にとって、価値のあるコンテンツです。質の高いコンテンツは、下記の4つ要素を満たしています。

【質の高いコンテンツの4要素】

  • 欲しい情報が揃っている
  • 読みやすくわかりやすい
  • オリジナリティがある
  • 信頼性が高い

それぞれの要素が意味することを理解し、質の高いコンテンツを作りましょう。

質の高いコンテンツには、欲しい情報が揃っている

質の高いコンテンツには、読者の欲しい情報がすべて揃っています。情報が不足していると、読者はほかのサイトなどで調べ直しをすることになり、時間と労力を奪われます。

コンテンツを作成する前に、読者はどんな欲しい情報が欲しいのか、よく考えましょう。読者がコンテンツに訪れる際の検索ワードを元に、ニーズを把握することで、どんな情報を載せるべきかがわかります。

読者の顕在ニーズと潜在ニーズを満たしている

読者の顕在ニーズと潜在ニーズを満たすことで、自然と質の高いコンテンツを作れます。

顕在ニーズとは、読者自身が気付いているニーズです。例えば、検索ワードが「ダイエット 方法」の場合、ダイエットの方法を網羅的に紹介することで顕在ニーズを満たせます。

潜在ニーズとは、読者が自分でも気付いていないニーズです。「ダイエット 方法」の場合、読者は「ダイエットの方法を知りたい」と思って検索していますが、心の奥底には「できるだけ楽な方法が知りたい」「健康的にやせたい」のような潜在ニーズがあります。

顕在ニーズだけでなく潜在ニーズに焦点を当てることで、読者にとってより親切な、つまり質の高いコンテンツを作れます。

なお、効率的にキーワード選定をする方法は、こちらを参考にしてください。

SEOキーワード選定の方法|キーワードプランナー活用術

読者のニーズを探す3つの方法

読者のニーズを探すには、下記の3つの方法があります。

【ニーズを探す3つの方法】

  • 読者の立場で考える
  • 競合サイトを調べる
  • Yahoo!知恵袋を調べる

読者と同じ立場になったことがあれば、よりリアルに読者の気持ち(=ニーズ)がわかります。例えば、ダイエットをしたことがある人なら、ダイエットについて調べる読者のニーズを容易につかめるでしょう。

競合サイトやYahoo!知恵袋を調べ、ニーズを探すことも可能です。検索上位に表示される競合サイトは、読者の知りたいことが載っているからこそ、上位表示されています。作成するコンテンツのキーワードで検索し、上位10位以内に表示される競合サイトの内容から、読者のニーズを逆算しましょう。

Yahoo!知恵袋には、読者が具体的に何を知りたいのか、なぜ知りたいのかが書き込まれています。質問者個人のニーズであり、読者全体のニーズではない点に気を付けつつ、参考にしましょう。

質の高いコンテンツとは、わかりやすいコンテンツ

質の高いコンテンツには、わかりやすさも必要です。有用な内容でも、理解できなければ意味がありません。下記の3つの方法を使い、読者の理解を助け、わかりやすいコンテンツを作りましょう。

【わかりやすいコンテンツの作り方】

  • 情報に過不足がない
  • 画像や動画を使う
  • 具体例や手順表を入れる

情報に過不足がない

質の高いコンテンツには、読者の知りたい情報をすべて載せつつも、余計なことは一切書かれていません。

読者のニーズを満たそうとすると、さまざまな情報を盛り込みたくなります。しかし、情報過多で必要な情報を見つけられないことは、情報不足と同じことです。知りたいことが書かれた箇所を見つける前に、読者はコンテンツから離脱してしまいます。

画像や動画を使う

文章だけでなく、画像や動画を使い、読者が理解しやすいコンテンツを作りましょう。

画像で内容を解説するときは、文章より先に画像を載せます。画像を見て全体像を把握し、文章で細かい箇所を補足するイメージです。

「ネクタイの結び方」のような、画像や文章だけでは説明しづらい箇所には、なるべく動画を付けてください。ただし、動画を見なくとも理解できるように、文章の解説も付けましょう。文章で内容を知りたいときに、「詳しくは動画を見てください」のような作り方のコンテンツは、読者に嫌われます。

画像や動画が先にあり、文章は内容を補足するものと捉え、わかりやすいコンテンツを作りましょう。

具体例や手順表を入れる

説明されただけでは理解しにくい内容は、具体例や手順表を用いることでわかりやすく解説できます。

例えば、複数のサービスを比較するような場合、具体例を用いて読者のイメージを促しましょう。サービスの利用シーンや費用などを、ケースごとの具体例で比較することで、読者は自分に合ったサービスを選びやすくなります。

PCやスマートフォンの設定のような、複雑な手順を説明する際は、箇条書きの手順表を用いてわかりやすく解説しましょう。手順を細分化し、短い文章で順番に説明することで、読者を混乱させない解説が可能です。

質の高いコンテンツは、信頼性も高い

質の高いコンテンツは、信頼できる情報で構成されています。読者は、信頼できないコンテンツからすぐに離脱し、二度と訪問しません。

信頼性を高める方法は2つあります。公的データを引用することと、数字や比較対象を明確にすることです。

公的データを引用する

信頼性の高いコンテンツを作るために、データを引用する場合、なるべく公的機関の発表したものを用いましょう。公的機関のものを用意できない場合、調査した機関や方法を明確にすることで、信頼性を担保できます。

引用データの下には、引用元の名前とURLを明記してください。著作権上の必要性もありますが、引用元にネームバリューがある場合、信頼性の担保にも有効です。引用元にネームバリューがない場合も、どのような方法でデータを取ったのか記載することで、信頼性を高められます。

ただし、あまりにも無名な機関や調査方法のハッキリしないデータは、コンテンツの信頼性を損ねます。信頼できるデータのみ、引用しましょう。

数字や比較対象を明確にする

数字や比較対象を明記することで、信頼性の高いコンテンツを作れます。「多い・少ない」のような形容詞は避け、数字による記載を心がけましょう。

「多い・少ない」のような形容詞は、読者それぞれの感性や比較対象によって変わります。具体的な数字で書くことで、誰が読んでも同じ内容が伝わります。比較をするときは、何と比べて多いのか、少ないのかを明確にしましょう。

質の高いコンテンツには、オリジナリティがある

インターネットには、さまざまな情報が出回っています。似通った情報ばかりの競合サイトの中で、オリジナリティのあるコンテンツは、読者の目を引きます。

コンテンツに独自の1次情報を載せ、オリジナリティを持たせましょう。独自の情報を持っていない場合でも、データと分析を用いることで、オリジナリティを生み出せます。

データを用いた分析がある

データを用いた分析をすることで、オリジナリティのあるコンテンツを作れます。分析を用いる際は、基となるデータと根拠を提示しましょう。

データを取った際の調査方法や時期を明記し、何を読み取ったのかを提示します。分析結果に至るまでの経緯と理由を順序立て、根拠を示すことで、信頼性の高いオリジナル情報を作り出せます。

独自の1次情報がある

独自の1次情報を載せることで、オリジナリティのあるコンテンツを作れます。1次情報を載せる場合、情報元と根拠を明記しましょう。

例えば、「3ヵ月で100人以上のダイエットを成功させたトレーナー」と「3ヵ月で自分のダイエットを成功させた個人」の発信するオリジナルダイエット法なら、トレーナーの情報に興味を示す人の方が多いです。より多くの成功事例を持つトレーナーのダイエット法の方が、再現性が高いからです。

また、情報の根拠も順序立てて示しましょう。発信元を明記できない場合でも、論理的な根拠が示されていれば、オリジナル情報の価値は高まります。

質の高いコンテンツは、SEOと回遊率向上に有効

質の高いコンテンツを作ることは、SEOと回遊率の向上に有効です。2020年4月現在、読者にとって価値のあるコンテンツを作ることこそ、効果的なSEOです。質の高いコンテンツを読むことで、読者は「ほかの記事も読んでみたい」と思い、回遊率が向上します。

慣れないうちは、コンテンツを作っている間に、読者のニーズから外れてしまうこともあるでしょう。しばらくは、こちらでより具体的なテクニックを確認しながら、質の高いコンテンツを作成してください。

SEOライティングの基礎-初心者が知るべき35のコツ